戸籍の取り方〜郵送請求編〜
前回の投稿から、ちょっと間が空いてしまいました。
今回は、戸籍や住民票を郵送で取得する方法について書いていきます。
戸籍を郵送で請求したいと思った時、必要になるものは以下の通りです。
①役所に送るための封筒
②交付請求の請求書※各役所のホームページでダウンロードすることができます。
③身分証明書のコピー※返信用封筒記載の住所も確認できる必要があります。
(④相続手続きの場合 故人との請求する人の関係がわかる戸籍謄本など)
⑤返信用封筒※自宅住所と自分の名前を書いて切手を貼る
⑥定額小為替
・・・
小為替?????
なにそれ?という方も結構多いのではないでしょうか。私も、普段の生活では使ったことがありません。
こがわせと読みます。
郵便局 に売っています。戸籍を請求するときに、役所の窓口だとその場で料金を払いますが、郵送だとそうはいきません。郵送するときの封筒に現金を入れるわけにもいきませんので、現金と同じ役割をする 小為替 を入れるのです。
郵便物を出したり切手を買ったりする方の窓口ではなく、保険や預貯金を扱っている方の窓口で購入します。(ゆうちょ銀行扱い)その窓口で、小為替を買いたい旨伝えると、請求書がもらえます。記載台などのところに請求書がおいてある郵便局もあります。
50円とか100円とか種類があります。だいたい以下のような値段です。
戸籍謄本 450円の小為替
除籍謄本 750円の小為替※相続手続の時はこれをかなり使います
住民票 300円の小為替※自治体によって異なります。
1枚100円の手数料がかかりますので、買うときは額面の金額プラス100円が必要になります。50円の小為替を買うときでもしっかり1枚当たり100円の手数料がかかります。。
ちなみに、ゆうちょ銀行扱いなので夕方4時以降は買えません。仕事で平日役所に行けないから郵送で戸籍を請求するって言うのに、小為替買うのに平日の4時までに郵便局に行かないといけない、という、なかなか高いハードルがあります・・・。
小為替は切り取りの点線がついていますが、基本的には切り離さないし、何も書きません。購入時の状態のまま送ります。
なお、相続手続きで戸籍を郵送請求するときは、その役所に故人の戸籍が何通あるかわかりません。ですので、2通か3通になってもいいように、小為替は多めに入れるのがいいでしょう。とはいえ、余った場合は他に使うわけではないというときは、確実にかかる1通分だけ同封し、もし何通か発行できるため小為替が不足ですとの連絡が役所から来たら、不足分だけ購入して追加で送ってもいいかと思います。切手代だけ余計にかかりますが、、
どのみち小為替が不足だと役所から「○○円足りませんので追加で送ってください」と連絡がきます。
さて、これで必要なものが揃いました。①に②〜⑥を入れて、請求したい役所宛に郵送します。ちなみに、戸籍謄本、除籍謄本等の発行手数料は、ほぼ全国一律で、戸籍謄本は450円、除籍・原戸籍謄本は750円です。住民票と戸籍の附票はどちらも300円のところが多いですが、この2つは自治体によりばらつきが結構あるので、取得の際は役所のWEBサイトか電話で確認するとよいでしょう。
送る役場が比較的近い距離にあって、スムーズにいけば、請求してから4〜5日で届くかと思います。飛行機で行くくらいの距離になると1週間を見ておいた方がよいかと思います。また、役所の混み具合や訂正の有無にもよってきますので、急ぎの場合は「急ぎなのですぐに送り返してほしい」と請求書に書いておくと、すぐに対応してもらえ、、るかもしれません。郵送の封筒や返信用封筒を速達にするのもありかと思います。(その分の切手代は負担することになりますが)
自分で戸籍を集めたい方は、ご参照いただければ幸いです。